念願の、西麻布「アルポルト」 | 三度の飯より飯が好き

念願の、西麻布「アルポルト」

卒業試験が終わり、久しぶりに都内まで羽を伸ばしにいってきました。
今日はフンパツして、僕が崇拝するイタリアンの巨匠片岡護シェフのレストラン「アルポルト」でのランチ!

初めてだし、ましてや片岡シェフのお店だということで、お店につくまでもだいぶ緊張していたのですが・・・

到着。「あれ?看板も何も出ていない・・・」

よくある「ランチの黒板」的なものや、ラーメン屋でいうのれんのような雰囲気のものが見当たりません。
恐る恐る店のドアから中をのぞいてみると・・ ・・・

ガチャ。「いらっしゃい」

か、か、片岡シェフだ~!!
入り口近くのテーブルで取材を受けていたみたいで、不振な人影に気がついて中に案内してくれました。(ランチの営業時間を調べたら、ランチのラストオーダーは終わってたみたい)

中の雰囲気はというと、想像していた「シェフのラフな雰囲気が現れているカジュアルなトラットリア」は程遠く、淡い証明の店内にナイフ・フォーク・ナプキンがしっかりとセットされ、上着を預かってくれたりイスを引いてくれたり、サービスの行き届いた高級レストランでした。(かなり場違い)

シェフおまかせコース料理(\3000)をオーダー。ドリンクはもちろんお水で(笑)

前菜5品盛り合わせ
 ・アボガド入りチーズムース
 ・オクラのタルタルソースかけ
 ・子いわしのマリネ(南蛮漬のようなもの)
 ・揚げズッキーニ(バジルとバルサミコのソース)
 ・生ハムメロン

アランチーニ(温かい前菜) 
 ・ホタテのパン粉焼き

今日のパスタ
 ・何とかイカを丸ごと全部使ったオイルベースのタリアテッレ(アラで作ったイカ墨のようなソース)

肉料理
 ・豚ばら肉のコンフィ レンズ豆と酸っぱいイタリア野菜のソース ルッコラ添え

デザート
 ・ブラマンジェ

ドリンク
 ・コーヒー(を頼んだ。)

パン
 ・2種類(食べたければ好きなだけ出てくる)

どれもかなりおいしかったが、ぶっ飛ぶほどうまかったのは前菜のズッキーニとホタテ。
特にホタテは、どしっとした貝柱が、縮むことなくオーブンで焼き上げられていて、ナイフを入れると、その下にはプリッとした貝柱とジューシーなホタテ汁!
貝の香りと食感にパン粉がかりっとアクセントになって天国の味でした。

初めての生ハムメロンは、素材がそれぞれ激ウマーで、生ハムメロンがどうとかではなかった気がします。

前菜を食べていて感じたことは、やはり料理は素材が命!そしてその味を生かす料理人の腕もまたすばらしい!といったところでしょうか。
三千円の価値は十分にありました。
ただ、これ以上値段が上のコースや、ディナータイムの来店はあと五年は先になりそう・・・。

やはり、片岡シェフは神です。
生でお会いするのは二回目でした(初めては高島屋イタリアンフェア会場で偶然)が、今回も緊張して何も話せなかった、おいしかったですも言えなかった(涙)。
しかし、かなりお忙しい方に偶然でも二回もお会いできるとは、運命を感じる・・・・

片岡護シェフ、そしてアルポルトスタッフの皆さん!!
ご馳走様でした!おいしかったです!また来ます!!